当校は60余年の歴史と伝統、全国33支部のOB会のネットワークがあり、毎年多くの求人が寄せられます。他校卒業の先生や他県の先生など、OB以外の接骨院・病院等からもたくさんの求人をいただきます。これは、本校が座学だけではなく「包帯固定学」などの実技、「挨拶や礼節」などの人間教育にも力をいれているためで、卒業生は就職先の先生方から高い評価を得ております。
また、3年時には、開業している先生・勤務柔道整復師をお招きし、就職説明会を実施しています。
数多くの求人、手厚い就職指導によって、学生は自分に合った就職先を見つけることができます。

様々な現場で、柔道整復師の力を発揮するための教育プログラム

1.3年間で即戦力になる柔道整復師を育成

基礎分野や専門基礎分野には東北大学医学部・歯学部をはじめ在仙大学の先生や開業している医師を講師としてお招きし、医療人の立場に立った実践的でレベルの高い教育プログラムを組んでおります。

専門分野では接骨院での臨床経験豊富な本校の専任教員に加え、開業している柔道整復師が現場に則した授業を行っています。

本校で最重視している「包帯固定」は患部を整復して包帯で固定するもので、柔道整復師の施術方法の基本中の基本ですが、包帯固定の技術の高さは柔道整復師の力量に直結します。また、スポーツトレーナーとしても施術ができるよう、付属接骨院には最新の治療機器を用意しています。

2.現場で経験を積み、キャリアアップを目指す

医療系・スポーツ系・介護系など学生の希望に応じたさまざまな分野に就職が可能です。興味のある分野に即した接骨院へ就職後、患者さんと接しながら臨床経験を積むことで、高い専門性を身に付けることができます。

3.自分自身の活躍できるステージを確立する

本校の多くの卒業生が独立開業しています。柔道整復師としての活躍はスポーツ系や介護福祉系などさまざまな職業につながり、一人ひとりが活躍できるステージを確立していきます。柔道整復師として5年間の実務経験と講習を経て、「専科教員」の資格取得もでき、教員として未来の柔道整復師の育成に携わることも可能です!

整形外科病院やリハビリセンター

総合病院のリハビリセンターや整形外科病院での治療でも柔道整復師は活躍しています。

スポーツトレーナー

柔道整復師はトレーナー業務に則した資格です。試合中や練習時に発生する選手のケガの応急処置や、リハビリなどに柔道整復師の技術は欠かせません。海外で活動することもできます。

老人介護福祉施設

介護施設内で入所者のケガの施療や、機能訓練指導員としてリハビリテーションを行う柔道整復師の役割は高まっています。柔道整復師は介護福祉施設の事業経営者になることもできます。

その他

学校教育現場や青年海外協力隊など、柔道整復師の資格と治療技術は様々な場所で活用されています。

高等教育の就学支援新制度

「大学等における修学の支援に関する法律」の公布・施行により、令和2年度以降、大学や専門学校などの高等教育機関における修学の支援のための取組として、機関要件の確認を受けた高等教育機関に入学する新入生や在学生を対象とした給付型奨学金の支給や授業料・入学金の減免措置が行われます。

本校はこの度、これらの支援の対象機関に認定されました。

・高等教育の就学支援新制度について(文部科学省)

職業実践専門課程

職業実践専門課程は、専門学校(専修学校専門課程)のうち、企業などとの密接な連携により、最新の実務の知識等を身につけられるよう教育課程を編成し、より実践的な職業教育の質の確保に組織的に取り組むものを文部科学大臣が認定する制度です。

当校は平成27年度に職業実践専門課程の認定を受けました。接骨院を開業している先生を講師として招聘し、現場に即した技術を学べるようなカリキュラムを企業と連携して編成しています。

認定学科

本校の特色ある取組

臨床実習

2年次に本校付属の接骨院で臨床実習を行います。接骨院の清掃や受付業務、患者さんへの接し方をはじめ、手技療法や物理療法、湿布作り、運動療法、救急法まで、実践的に幅広く学んでいきます。

各分野別特別講演会

単科校である本校の授業内容は、柔道整復師として将来どのような分野においても幅広く治療活動ができるようにプログラムされています。特別講義では第一線で活躍する先生方を招いて、普段の授業だけでは分からない現場の様子や各専門分野の現状などを学びます。各専門分野の知識と経験は現場の臨床を通して身に付けて行きます。

研究論文発表

2年次に数名でチームを組み、各自テーマを決めて研究し、論文をまとめて発表します。実験を通してデータをまとめ、考察することによって学問に対する探求心や理論的な考え方、プレゼンテーション能力を高めていきます。

包帯巻きコンテスト

柔道整復師として最も基本となる技術は包帯巻きです。より早く、正確に包帯を巻ける技術を身に付けるために、年に一度コンテストを開催し、クラスメイトと共に切磋琢磨しながら技術の向上を目指します。学年ごとに巻く部位が異なり、難易度も上がります。3~4分の制限時間内に巻き、材料、見た目、固定力等を審査し、評価していきます。上位入賞者にはトロフィーや賞状、記念品が授与されます。

研修旅行

2年次に行く2泊3日の研修旅行。行き先は学生へのアンケートで決定するため、毎年異なります。近年は関西方面が人気です。名所見学やテーマパークでの交遊を通じてクラスの友情をさらに深めることが出来る行事です。昼間部と夜間部合同で行くので、学年全体での一体感が強くなります。

スポーツ大会

1年生にとっては入学式の次にあるイベントで、ここ数年はボーリング大会が行われています。今まで遠慮がちだったクラスの雰囲気もこのイベントを機に変わっていきます。また、3学年合同で行うため、先輩たちとも仲良くなるチャンスです。

優秀者表彰制度

柔道整復師として最も基本となる技術は包3年間を通して、学業成績と素行が共に優秀であった学生には、卒業式に様々な団体からの表彰が行われます。賞状と共に盾や記念品などが贈られます。

校内の礼儀挨拶習慣

「礼儀」と「挨拶」はコミュニケーションの基本。本校の学生は日頃から先生や友人同士、来校されたお客様などへしっかり挨拶するように心掛けています。日常的なことにも柔道の精神が行き渡り、社会に出ても困らないよう指導が行き届いています。

校内での学生清掃活動

しっかり集中して勉強するにはきれいな環境が必要です。自ら使う教室などは学生自身で掃除を行います。学内だけではなく、学校周辺や通学に利用している陸前高砂駅前などの清掃活動を行い、地域の美化活動にも貢献しています。