就職する方は

本校における就職指導と実績は、60余年の歴史の中で、着実に積み重ねられてきました。
昼・夜間部合わせて、1学年90余名の単科校だからこそできる、「学生ひとりひとりの個性に対応した指導」を行っています。
また、求人先への対応も、本校の教職員がきめ細かく行っており、学生の就職活動をしっかりサポートしています。

ほぼ毎年、就職希望者の100%が医療分野への就職を果たしています。その大半は、接骨院や病院の整形外科、または整形外科医院に就職しています。就職先は、北海道から九州にまで全国に及んでおります。
接骨院を開業している全国のOBが様々な形で応援してくださるので、安心して希望する勤務地を選べるのも、歴史のある本校ならではの特色です。

進路指導年間スケジュール

本学では、学生が三学年に進級した時点から就職指導を始めます。

4月 校内ガイダンス・個別面談 学生と進路担当教員が個別に面談します。自分が進みたい分野、学びたいこと、希望する地域などを聴取し、進路の方向を探ります。
求人票発送 早い求人先からは4月から学校に求人票が届き始めます。4月頃から積極的に就職活動に取り組む学生もいますが、
多くの学生は夏休みなどを利用して求人先を訪問し始めます。早い学生は、夏休み前後に内定を受けます。
6〜8月 OB訪問 夏季休業までにOBの開業する接骨院や採用をいただいている事業所を訪問し求人の開拓をします。
宮城県外への就職を考えている学生からは、予め4月の個別面談で希望の就職先を聴取し、優先的に開拓訪問に出向きます。
10月 校内ガイダンス・個別指導 就職希望の学生に対して、積極的に求人先を訪問し、現場の状況を把握するよう促します。
11月 合同ガイダンス 求人をいただいている接骨院、整形外科病院、介護保健施設、民間企業等を学校に招き、学生との合同ガイダンスを行います。
予め学生の希望を調査しているので、お招きする求人先の顔ぶれも毎年変わります。
認定実技審査 認定実技審査から国家試験が始まります。国家資格の取得に目安がついた学生は、本格的に就職活動に動き出します。
約半数の学生は、年内に求人先から内定を受けます。
1月 卒業試験 卒業判定後、一気に国家試験と就職への意識と関心が高まり、3年生は国家試験に集中する時期を迎えます。
3月 国家試験 国家試験に合格した学生は、自信を持って就職活動に向かいます。本校では毎年、卒業生に対して400%の求人をいただいていますので、3月の時点でも十分に就職先を決めることができます。

●近年は、予め就職試験を行い、国家試験に合格した者に対して内定を通知する事業所が増えています。
●希望する地域から求人票が来ていなくても、学校が積極的にOBが開業する事業所に働きかける「学校斡旋制度」がありますので、本校の学生は概ね希望地に就職することができます。
●国家試験の結果不合格になった場合には、聴講生制度を利用して翌年の国家試験を目指して不得意科目を中心に学習して行きます。
●勤務先の変更を希望する卒業生に対しても随時就職先の紹介斡旋をしています。

進路別実績データ

60余年の歴史と伝統の力は卒業後の就職においても十分に発揮されています。
本校の就職面での強さは、全国で活躍している約4,000名以上の卒業生のネットワークです。
毎年、OBをはじめ、本校の卒業生がお世話になっている事業所から寄せられる求人数は
卒業生に対して約4倍
になり、十分に学生の進路希望を満たした上で、
毎年有資格職の就職率は100%を達成しています。
卒業後は全国33支部で活動しているOB会が、日々の皆さんの活動を支えてくれます。
卒業後でも勤務地の変更を希望する卒業生には就職先の斡旋をしています。

就職先状況(令和2年度参考)

就職先 人数
接骨院 23
介護施設 1
病院 1
進学 1
地域別 人数
仙台市内 12
宮城県内 9
秋田県 1
東京都 2
茨城県 1

求人状況(令和2年度)

種別 件数
接骨院 142
介護施設 12
病院 2
その他
合計 164

(令和3年3月末日現在)

地域別 件数
仙台市内 26
宮城県内 16
東北地区 17
北海道 1
関東 74
中部 7
近畿 16
中国 1
四国 1
九州 5
合計 164

令和2年度求人先(掲載許可済のみ)

宮城県内

(株)メディカルさくら、(株)ファーストケア、(株)リンメディカルサポート、バランス整骨院グループ、(株)あおやぎ接骨院グループ、接骨院かとう利府院、若松整骨院、接骨院いなば、希望館佐々木接骨院、木村接骨院・鍼灸院、堀川整骨院グループ、やわらぎ整骨院、さとう接骨院、泉中央オアシス整骨院、さくらがおか整骨院、レリーフ整骨院、えちご整骨院、(株)敬愛、仁接骨院
他多数(合計42件)

宮城県外

(株)げんきやグループ、(株)つかだ、(株)MHG、(株)健誠堂、デイサービスにわとこの花、えくみ鍼灸接骨院、はやし整骨院、まごころ接骨原町院、(株)シー・エム・シー、 らくだ接骨院、iCureテクノロジー(株)、(株)あおば、(株)LoopQuest、社会福祉法人共生会、ル・ソレイユ(株)、笑顔堂整骨院、合同会社青山、(株)つくもメディカル、(株)クラシオン、健康堂グループ、(株)ゆうしん、(有)中部メディカル、(株)ヒューマンアジャスト、(株)メディウェルズ、イルカ整骨院グループ、野本鍼灸整骨院、あさひ整骨院、協和メディカルグループ
他多数(合計122件)

進路に関するQ&A

柔道整復師の将来はどうなのでしょうか?

「人間が本来持っている自然治癒力を高める」という、これまで柔道整復師が実践してきた治癒法への需要は、益々高まってきています。特に、介護の分野などの進出も期待されています。
また、柔道整復師としての技術を活かして、介護士やケアマネージャー・機能訓練指導員・スポーツ現場で骨折、脱臼などの損傷を判断できる立場で応急措置ができるスポーツトレーナーとして活躍する場も増えています。

毎年大勢の柔道整復師が輩出されますが、競争は激しくなりませんか?

確かに毎年多くの柔道整復師の資格取得者がでます。しかし、競争はどこの世界にも共通することです。そのために本校では、資質が高く、将来を見通せる力量を持った柔道整復師の養成に努めています。
本校のOBの中には特色を持った治療院経営によって活躍している方が多くおり、様々なアドバイスを受けることができます。